NHK『爆笑問題のニッポンの教養』。
先日OAされた「愛の政治学入門」がすごく面白かった。
6月に起きた秋葉原の通り魔事件を取り上げての爆笑問題と政治学の教授との対談。
すごく印象的だったのが太田さんの発言。
「言葉ってすごい。言葉を発することでものすごくスッキリする」というニュアンスの意見。
わかる。喋るって意外に生きてくうえで重要なのだ。
いろんな役割があるんだよ。
もちろん相手に何かを伝えるのもそうだし。
それだけじゃなく、頭の中でうじゃうじゃ渦巻いてるものを整理するとか。
それから田中さんの「『ノーリアクション=届いていない』ではなくて、そこで想像力を働かせて、反応がないだけで実は届いているんだ」。
リアクションがあれば当然自分の発信を受信した人がいるという確認にはなるけど、確認が出来ないって言うだけで実は受信している人はたくさんいるかもしれない。
そうだよなー。たしかにそうなんだよなー。
そして何より、今回の対戦相手である姜尚中教授がとても素晴らしかった。
相手を認め、受け入れ、そして自分の意見を言う。
その流れが実にスムーズで嫌味が無く、スマート。
太田さんがあんな風に抽象的な話を怒鳴りあうことなく穏やかに話せてるのって驚きだ。
「コミュニケーション」はいろんな場面で重要なテーマとして議論されてきたかと思う。
いつの時代も、誰にとっても、やっかいで面白くて大切で面倒で大嫌いで大好きなのはやはり「人」なのだ。
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